立江寺：TOUGHBOYS：SSブログ

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立江寺　[おへんろ] [編集]

徳島県小松島市立江町にある、四国８８ヶ所霊場第１９番札所の立江寺。
大昔、聖武天皇が建てさせた寺。
本尊は延命地蔵菩薩で、行基さんが光明皇后の安産を願って作ったもの。
この本尊は５ｃｍほどの小さなものだった。
のちに空海さんが１ｍ８０ｃｍほどの像を作り、この本尊を中に入れた。
戦国時代、長曽我部氏に寺を焼かれたが、奇跡的に本尊は助かった。
３０年くらい前にも火事で本堂が焼けたが、また本尊は助かった。

写真上右はかなり立派な本堂。

この立江寺は阿波の関所寺である。
関所寺とは大師さんの審判を受けるところで、各県に１つある。
罪人や悪人などは、お遍路を先へ進めなくなると言われている。

ドキドキしながらお参りした。

写真下左は大師堂、右は多宝塔。

大師堂の横に黒髪堂がある。
ここには黒髪が巻きついた鐘の緒が納められている。
鐘の緒とは、お祈りする前にカランカランと鳴らす鐘のヒモのこと。
お賽銭箱の前あたりに垂れ下がっているヒモみたいなやつです。
２００年ほど前、浮気相手と旦那を殺した娘さんが、
四国巡礼中に、この寺の鐘の緒に髪が巻きつき取れなくなった。
娘さんが激痛にもがきながら懺悔した。
するとからまった髪が頭皮ごとブチって取れたらしい。
痛い話だが、命は助かり、娘は出家したらしい。
なぜか怖くて黒髪堂を覗き込むことができなかった・・・。